
サスペンスを全面に出した方が良かった少々勿体ない作品
確かにアイデアは当時とすれば斬新でなかなか優れ、R・ベイツとM・ベズウィックのジキルとハイドも無理なく観れました。当時はホマープロにはホラーが求められていたせいもあるかもしれませんが、題材的にも本作はホラー色に染めるには無理があり、もっとサスペンスの色を全面に出して、脇にP・カッシングなど名優を固めればもっと引締まった作品になったのではと少々勿体ない気がしました。いずれにせよ、貴重なハマープロの作品のDVD化には歓迎です。
流石、Hammer Pro!Ideaは秀逸、しかしHorror度は???
待ってましたのDVD発売。期待に胸膨らませて鑑賞したがぁ...
まず、Erotic Horrorと言うには『看板に偽り有り』と言わざるを得ない。
確かにハイド嬢役のマルティーヌ・ベズウィックが素っ裸になったり(但し、斜め後姿しか映っていない)片方のオッパイを曝け出したりするが、エロと言えるのはこれだけ。
撮影当時としては、これでも充分Eroticだったのかもしれないが、現代では、水着Gravure写真の方が、よっぽどエロ。
だからこの方面を期待してはダメです。
で、物語だがHorror度はかなり低く、こちらも期待外れです。
「ジキル博士とハイド氏」ではハイドのMake-Upで多少恐怖度を煽る事が可能だが、こちらは美しい女性(見た目ゴッツイ、Newhalfっぽい女優さんなので美しいとは言えないかも?)に変身するので、Visual的にも驚きはない。
ロイ・ウォード・ベイカー監督は「血のエクソシズム/ドラキュラの復活」の演出も大した事がなかったので、こういった直球勝負のHorror映画では実力発揮出来ないのではないか(「残酷な記念日」は面白かったが)。
但し、Lastにおけるジキル博士の逃亡劇は中々ハラハラさせられる。
特に、足場が幅10cmぐらいしかない高所をカニ歩きで逃げようとするSceneは素朴だけど良いなぁ。
それにしてもHammer Filmで描かれるScotland Yardはどうしてこうも毎回、間抜け集団なんだろうか。
彼らの手によって解決された事件は皆無です。